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「プラスチック」の検索結果

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ポリ塩化ビニル(PVC)

ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)は硬質、軟質があり機械的物性、耐薬品性、耐酸性、耐アルカリ性に優れる上に安価なため、耐久資材から農業、包装材料まで広い用途に使用されており、医療分野においてもその汎用性の高さから広い用途で利用されております。また接着加工、高周波溶着等2次加工も容易です。特に軟質塩ビは反発弾性も高くチューブ、パッキン等にも使用され、近年問題となっているフタル酸を使用していないグレード等もあり、多種多様なグレードが存在するのが特徴です。

TPX

ポリメチルペンテンとはオレフィン系の結晶性、熱可塑性樹脂の1種であり、三井化学株式会社の登録商標であるTPXという名称で一般に流通している樹脂です。結晶性ポリマーでありながら高い透明性を持ち、耐熱性、耐薬品性、耐スチーム性にも優れます。また熱可塑性樹脂の中では最も密度が低く軽量なのが特徴です。また食品衛生法(厚生省20号)米国FDAに適合するグレードもあり、電子レンジ食器分野では長年の実績があります。医療分野においても耐熱性、耐スチーム性を生かして、オートクレーブ滅菌対応の医療機器に使われております。弊社でもオリジナル品のTPXコネクターなど長年使用実績があり、内視鏡の送水ボトル用のキャップなど高難易度な成形品の実績があります。

ポリカーボネート(PC)

ポリカーボネートは代表的なエンジニアプラスチックであり耐熱性、耐衝撃性に優れ、透明であることから光学分野にも使用されるなど幅広い分野に使用されています。耐熱性が120℃と高く、特に耐衝撃性に優れ防弾ガラスや航空機器等に使用されており、自己消火性にも優れます。医療においても人工透析器のケースや血液回路の部品等に使用されており、弊社でも酸素濃縮器の部品等の医療実績がございます。耐溶剤性は低く、加水分解するためオートクレーブ滅菌や高い殺菌に使用する医療機器には向きません。

ポリイミド(PI)

ポリイミドとはイミド結合をもつ高分子の総称です。樹脂の中では最高レベルの耐熱性、機械的強度も持っており、特に絶縁性が高く、熱膨張係数も低く樹脂の中では金属に近い性質があるため、電子回路の絶縁材料やフレキシブルプリント基板の基材として多く使われております。また耐薬品性も優れています。医療分野においては薄肉成型が可能なため心臓カテーテルのシャフトや絶縁性を生かして電極カテーテルのインナーチューブに使用されております。

ナイロン(PA)

おすすめ

ナイロンはアミド結合によって形成されるポリマーの総称であり、その結合によってPA6、PA11、PA66など様々な種類があります。ナイロンは特に耐摩耗性、引張強度、耐衝撃性、曲げ耐性等、機械的特性に優れたエンジニアプラスチックであり歯車、軸受け等可動機構部品に多く使用されております。また吸水性があるため、高湿環境下では寸法変化、変形が起こるため向きません。医療においては高い抗血栓性があるためポリアミド系の熱可塑性エラストマーが血管カテーテルを中心に使用されております。弊社でも造影剤ライン入り細径チューブなど血管カテーテル分野において10点以上実績がございます。

ポリサルフォン(PSF)

ポリサルフォンは薄い琥珀色をした透明の非晶性の熱可塑性樹脂であり、荷重たわみ温度が174度と高く、スーパーエンジニアプラスチックに位置付けられている樹脂です。耐熱性だけでなく耐酸、耐アルカリ、その他機械的性質にも優れ、高機能性を要する機器等に幅広く利用されています。医療機器においてもポリサルフォンは衛生性にも優れているため、特にオートクレーブ滅菌等繰り返し利用される医療機器に使用されております。ポリサルフォンは成型温度が高く、成型難易度が高い樹脂ですが、弊社では射出成型、ブロー成形、切削加工等さまざまな加工方法での実績がございます。

ABS

ABS樹脂はアクリルニトリル(A)ブタジエン(B)スチレン(S)の共重合体の意味を持つプラスチックであり剛性、硬度、機械加工性、耐衝撃性、曲げ疲労性など機械的特性に優れた樹脂です。その配合比率によりそれぞれの特性を強調することが可能です。また流動性もよく薄肉製品も作りやすく、外観にも優れ印刷特性も優れるため、電化製品の筐体等に多く使われています。また酸、アルカリには耐えますが一般的に耐薬品性はよくないため注意が必要です。医療分野においてもその汎用性と機械的特性から幅広く使用されており、弊社でも血液接触部位に医療実績のあるグレードが3点以上ございます。

ポリウレタン(PU)

おすすめ

ポリウレタンは伸縮性、弾性に富んだ高分子物質です。その弾性の良さからストレッチ素材の合成繊維として多く使われています。ポリウレタン樹脂はウレタンゴムとも呼ばれるエラストマーであり、熱硬化性、熱可塑性があります。物性としては弾性、耐摩耗性、耐油性に優れておりますが、継時劣化しやすい特徴があります。医療分野においては、高い抗血栓性があるため血管カテーテルなどにも使われています。弾性に優れるため天然ゴムアレルギー対策としての代替品としても代表的です。弊社でも血液接触部位に使われる材料など9点以上医療実績のあるグレードがございます。

ポリプロピレン(PP)

おすすめ

ポリプロピレンはポリエチレンと並ぶ代表的なオレフィン系プラスチックであり、その結晶構造により、剛性、耐熱性に優れるホモPP、透明性やヒートシール性に優れるランダムPP、バランスのいいブロックPPに分類され、汎用プラスチックの中では最も軽いプラスチックです。硬質な樹脂ですが繰り返しの曲げに対しての耐性が高く、酸、アルカリ等耐薬品性も高いため薬品の容器包装などにも使われています。また耐熱性も110℃と汎用プラスチックの中では高い性質を持っています。医療分野においても透明性を生かして注射器のシリンジなど広く使用されており、弊社でも心臓カテーテル部品に使用されている材料など、5点以上医療実績のあるグレードがございます。

フッ素樹脂

フッ素樹脂はフッ素を含むオレフィンを重合して得られる共重合体の総称であり、デュポン社の登録商標であるテフロンが有名でその代名詞ともなっております。フッ素樹脂はその組成によりPTFE、ETFE、PFA、FEPなど様々な種類があります。特徴としては、耐熱性、耐薬品性、電気特性に優れ、自動車や半導体など幅広い分野で使用されており、また摩擦係数の少なさからフライパンなどへのコーティングも一般的です。医療においても、生体適合性あるため、幅広く使用されており、弊社でもカテーテルに使用されているワイヤーへのフッ素樹脂コーティング等医療分野での実績が5点ございます。

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