クニイの取組み 薄肉チューブトライ 今回は、超薄肉チューブの成形に挑戦しました。これまでの管理可能な肉厚は t0.05mm でしたが、今回の目標は t0.035mm(内径0.2φ)に設定しました。結果として、t0.032∼0.053mm というばらつきが確認されました。 今回は既存の型を使用しての試作でしたが、専用の型を製作し、高精度な管理が実現出来るよう、今後も引き続きトライを重ねてまいります。 使用した材料は、ナイロン12です。... 押出
クニイの取組み 樹脂射出成形で肉厚0.08㎜を達成 今回は、超薄肉の射出成形をトライしました。 使用した材料は医療グレードのLCPです。 今回の試作では最薄肉厚t0.08㎜を達成しました。 これまでの肉薄部品は強度を保つためにセラミックの射出成形(CIM成形)をご提案しておりましたが、樹脂でも可能になりました。 一般的に樹脂の射出成形品ですと厚さt0.5~1㎜が限界とされているため、t0.08㎜はかなりの薄肉です。 肉厚はサイズや形状によってどこま... その他加工 射出成形
クニイの取組み チューブの扁平を抑えた曲げ加工 今回は、チューブ曲げ加工(曲げ部扁平無し)のご紹介です。 以前も曲げ加工品をアップしてりますが、今回は曲げた部分の断面が変形の少ないサンプルとなります。 曲げ加工はチューブを曲げるので、どうしても楕円になるなどの扁平が発生します。扁平するとチューブ内部を通るモノの流量や通り抵抗に影響が出る課題が有り、その解決策として今回の様な曲げ加工のトライアルを行いました。 結果、これまでのチューブよりも扁平性...