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ベタつき防止のトライアル(PU薄肉チューブへのパリレンコーティング)

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今回は以前紹介したPU薄肉チューブにコーティングを施し、課題のひとつであるベタツキが解消されるかトライアルした報告です。

PU薄肉チューブですが、PU(ポリウレタン)自体が材料の性質としてベタつきやすくましては薄肉という事もあり、まとまった状態では一本一本剥がしとるのも一苦労でした。

この部分が解消できれば、ポリウレタン薄肉品を検討いただける機会も増えるのではと思い、コーティングを試してみました。

今回のコーティングの肝は外面へのコーティングでは無く、内面側へのコーティングです。

外面はもちろん、内面側もベタつきますのでこれをコーティングにより解消したいと考えました。

今回使用したコーティングはこれまた、弊社のブログではよく出て来ます、パリレンです。

浸透性がいいというお話しは以前のパリレンに対する紹介でも行っていますが、内径の50倍まで奥に浸透をしていく特性を持つグレードが有り、それを用いてベタつき感を確認しました。

見た目はこれまでと同様変化無し。

触った感じは少し固め。(膜厚は1μm程度です)

結果コーティングした同士を並べた状態では、チューブのみとは違い、ベタツキはありませんでした。

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