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天然ゴムへのパリレンコーティングやってみました①

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今回は天然ゴム部品へのパリレンコーティング試作の紹介です。

以前にも紹介したパリレンコーティングですが、弊社のゴム部品製造協力先でもある(株)三要ゴム製作所より天然ゴムスポイトへのコーティングを行いたいとのご依頼をいただきました。

これまでの弊社確認では、天然ゴムにパリレンコーティングは乗らない、理由としては天然ゴムにコーティングを施そうとするとアウトガスが発生する為で、全く乗らないと思っておりました。

乗らない事の前提をご了承いただいた上で、いくつかのスポイト部品をご支給いただきコーティングに入りました。

その結果

こんな書き方で紹介するのでお分かりかとは思いますが、

 

乗りました。

 

「ホントですか????」

知らせを受けての感想です。

現物を見た所、ちゃんと乗ってました。

触った感じはスベスベ、コーティングが乗っかっているので表面に光沢は無い状況です。

 

パリレンコーティング_両口.JPG

写真(左パリレン有り 右パリレン無し)

×180倍で拡大 パリレン(下写真)

 Still_2017-05-23_122311_180X_N0003.jpg

×180倍 コーティング無し(下写真)

Still_2017-05-23_122857_180X_N0004.jpg

 

これ天然ゴムでは無いんじゃないですか・・・との評をコーティングサイドよりいただきましたが、三要ゴム製作所様より確定では無いものの、可能性として天然ゴム分の配合率が高いので乗っかったのでは無いか?との回答をいただきました。

これから、メーカー様の方でゴムスポイトの評価をいただきます。現行品と比較して耐油性などがアップしていないか評価を進める予定です。その辺りの結果が分かりましたらご報告を致します。

 

今回のトライアルの様に、挑戦的なトライアルを行いたい事がございましたら下記問合せフォームまでお願い致します。

お問い合わせフォーム

 

※まだ一度のトライの為、次のトライでもコーティングが乗るかどうかは分かりません。

※”パリレン”は日本パリレン合同会社様の登録商標です。

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