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医療機器業界の現状

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今回は医療機器業界の現状について

日本の医療機器業界は市場規模で約2兆9000億円(2011年度)。国内トップのテルモさんでも約5000億円の売り上げ規模と他の業界と比較すると比較的小さな売上で構成されます。その上、医療機器は海外メーカーが強く、輸入超過が約6000億程となっています。そして日本は検査機器が強く、反面治療機器は弱い状況です。理由として承認許可と責任に対する部分が大きい関わっております。

市場の特徴として、一般工業市場と比較し景気の影響を受けにくく、最近は市場に新規参入も増えています。一度製品が市場に出ると長期に渡り製品が流通するといった点が挙げられます。

課題は医療機器としての申請、承認までにかなりの時間がかかる事、全くの新規性のある製品ではなかなか許可が下りない事、それらの理由もからみ海外(アメリカ)よりも製品の技術としては10年は遅れている事が述べられます。

製品の数量としては装置類は工業製品群より1桁・2桁は数が少なく、人の生命に関わる事も多いので品質はうるさいという事が言えます。

その為、10数年前はあまり部品類では参入しようといメーカーは少なく、そこに目を付け弊社は医療機器部品の分野に進出をしました。

そして昨今のリーマンショック以降は市場の安定性の面より、部品メーカーさんも少ロットではあるものの一つの分野として医療の方を考え動かれている所が多くなっております。

その為、単なる部品納入では弊社も厳しく、検査やアッセンブリー等を加え特注部品の供給をさせていただいており、その供給能力は医療機器メーカー様にご評価いただいております。

上記をふまえまして、特注部品ならびに供給体制に不安がございましたら弊社にご相談下さい。医療機器における特性を理解した上での対応が可能です。

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