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医療機器部品におけるナイロンとウレタンの選定の違い

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ナイロン系とウレタン系、現在生体に触れる分野での樹脂(特にエラストマー)を使用した部品としてはこの2つの材料を使用するケースが現状圧倒的に多いです。

ではナイロンとウレタンこれらの材料の選定方法の違いはどうなっているのか?これは各材料の特徴によります。

ナイロン

分子量がウレタンより少ない。

その為抗血栓性はウレタンより落ちる

ウレタンより成形性が良く、歩留りが良い。

 

ウレタン

分子量がナイロンより多い。

その為抗血栓性はナイロンより高い

ナイロンより成形性が悪く歩留りが悪い。

 

上記の違いを考慮した上で部品の取組を行っております。

弊社ではナイロン・ウレタン共に医療部品としての納入実績がございます。

どちらかというとナイロン系の使用の方が成形性の良さより使用が多い状況です。

カテーテル関連では造影剤を入れた成形・押出しも多く対応させていただいており少量の試作から量産まで材料の部分から対応が可能となっております。

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