技術情報
連チューブ(2連)の紹介

今回は2連チューブの紹介です。
医療の分野で手術器の生理食塩水の送水ラインや、人工心肺の血液回路ラインなどで今回取り上げる連チューブ(2連)は使用をされております。
これらの連チューブは各チューブ同士をまとめておくのに有効で有り、必要に応じて途中裂いて使用が可能です。
連チューブの製造方法にはいくつかあり
①口金形状でブリッジを作り2つのチューブを押出す方法
②各チューブを製造後、接着(溶剤接着)する方法
③各チューブを押出した直後、チューブ同士を密着させる事で製造する方法
が挙げられます。
その中で今回紹介させていただくのはチューブを押出した直度、チューブ同士を密着させる方法です。
この方法を使用した場合、チューブを裂いてもブリッジ形状で作ったチューブと比べてバリ残りを少なくする事ができます。(下写真参照)
現在この方式にて製造可能なチューブは軟質PVCのみとなっており、1セット数メートルになる連チューブとして医療機器に採用がございます。
接着による製造もバリ無しの様に密着はさせられますが、長物はあまり製造に向かないので、押出しと同時に連チューブにするこの製法にメリットがございます。
ご興味等有りましたら、下記問合せフォームよりご連絡をお願い致します。