医療機器製造業 許可番号 11BZ 200171
高度管理医療機器等販売業 許可番号 第450101040002
医療機器製造業 許可番号 11BZ 200171
高度管理医療機器等販売業 許可番号 第450101040002
ポリエチレンは最も汎用性の高いオレフィン系プラスチックであり、その密度によって高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレンに分類されています。どのポリエチレンも酸、アルカリに安定し、高密度ポリエチレンは溶剤にも高い耐性を持っており、吸水性も低いため、容器などに多く使われています。電気絶縁性、耐油性などが高い反面、耐候性に劣ります。また印刷や接着などの2次加工には向きません。医療分野においてもその価格の安さから広く使用されており、弊社においても医療実績のあるグレードが５点以上ございます。
PEEKとはポリエーテルエーテルケトンの略で連続使用温度は250℃で熱可塑性樹脂としては最高の耐熱温度を誇るプラスチックです。耐熱温度のみならず耐摩耗性、耐衝撃性といった機械的強度や耐老化性、耐薬品性などの特性も樹脂の中ではトップクラスであり、UL-０クラスの自己消火性を持ち、加工性もよく、寸法安定性をもっています。そのため非常に高価な樹脂ですが、自動車のエンジンの金属代替部品や高機能家電製品等に使われており、その需要は伸びております。医療においてもその特性の高さ、生体適合性のよさから高機能を要する部品に使用されています。流動性が低く押し出し成型に向きますが射出成型には向きません。弊社では射出成型で0.2㎜の薄肉成型の実績がございます。
ポリカーボネートは代表的なエンジニアプラスチックで耐熱性、耐衝撃性に優れ、透明であることから工学分野にも使用されるなど幅広い分野に使用されています。耐熱性が120℃と高く、特に耐衝撃性に優れ防弾ガラスや航空機器等に使用されおり、自己消火性にも優れます。医療においても人工透析器のケースや血液回路の部品等に使用されておりますが、耐溶剤性は低く、加水分解するためオートクレーブ滅菌や高い殺菌に使用する医療機器には向きません。
液晶ポリマーとは、固体時のみならず、溶融時においても、分子間力が強く、結晶の性質を保ち続ける結晶性のスーパーエンジニアプラスチックであり、高い耐熱性、機械的特性をもち、熱膨張係数も低いため、電子部品等に使用されております。また非常に流動性がよく、薄肉な製品や精密な製品などの射出成型に向きますが、ウエルド部分の強度が低いという弱点があるため、それを補うためのガラス強化グレードなども用意されております。医療分野においては滅菌トレイや電池ホルダーなどに使用されております。
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