医療機器製造業 許可番号 11BZ 200171
高度管理医療機器等販売業 許可番号 第450101040002
ニッケルチタン合金は代表的な形状記憶合金です。形状記憶合金は、ある一定の温度(変態点)以上の温度では、変形を受けてもすぐさま元の形状を回復する性質を持ち、またその変態点以下の温度で変形しても変態点以上の温度になると、元の形状に戻るという金属です。変態点はニッケルとチタンの配合によって変えることが可能です。その特殊な性質を利用して衣類や家電など様々な分野に応用されており、医療分野においてもその高い生体適合性から、ガイドワイヤーやステントなどに利用されております。
ステンレスは鉄にクロム、ニッケル等を加えた合金鋼でその名の通り錆びにくい性質をもった合金鋼です。JIS規格ではその金属組織によりマルテンサイト系ステンレス、フェライト系ステンレス、オーステナイト系ステンレス、オーステナイト・フェライト二層ステンレス、析出硬化ステンレス鋼の5種類に分類されており、さらにSUS304、SUS305など様々な種類があり、使用目的、加工方法等によって使い分けられています。医療においては外科手術用メス、ガイドワイヤー、ステント等幅広くに利用されております。