技術情報
ガンマ線滅菌が及ぼす材料への影響について①
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今回は医療機器には切っても切れない滅菌についての紹介です。
滅菌と一口に言いましても、滅菌をする対象物の材料や条件によって、
オートクレープ滅菌・EOG滅菌・ガンマ線滅菌など様々な方法があります。
その中でも、今回はガンマ線滅菌についての紹介です。
使用実績として、シリンジ(注射器)・ランセット(穿刺針)・インプラント等があります。
また、ガンマ線滅菌のメリットとデメリットとして下記の点が挙げられます。
メリット
・非常に透過力(浸透力)が高い為、梱包形態の制限が少ない。
・常温で照射が可能。
・工程管理がシンプル。
・他の滅菌方法に比べて安価。
デメリット
・金属類以外では材料変化がある。
デメリットにある、材料変化の傾向と対策が予想出来ていれば、ガンマ線滅菌のスムーズな導入が
可能になり、事後のトラブルを極力減らす事が出来ます。
そこで株式会社コーガアイソトープ様(ガンマ線滅菌)と弊社(材料提供)と共同で医療機器材料に
実際に用いられている製品にて強度や着色について調査を行います。
次回は行う試験内容と試験材料の選別になります。
ガンマ線滅菌に使用されている材料についてのお問い合わせは下記、弊社のフォームよりご連絡をお願い致します。
ガンマ線滅菌についてのお問い合わせは下記、(株)コーガアイソトープ様のフォームよりご連絡をお願い致します。