技術情報
ガンマ線滅菌が及ぼす材料への影響について④
今回はガンマ線滅菌が及ぼす材料への影響についてのまとめになります。
前回の試験結果を踏まえて
強度低下の防止策として
・添加剤の使用
ラジカル捕捉剤、酸化防止剤などを添加する。
ポリプロピレンはポリエチレンとの共重合。
・安定した材料の選択
金属、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、天然ゴムラテックス等
着色防止の対策として
・添加剤による対策
ラジカル捕捉剤、酸化防止剤などを添加する。
塩化ビニルは塩素吸収剤、熱安定性の高い製品選択
・酸素の影響除去
PPなど材質によっては脱酸素で防げる場合もある。
線量率の増加か脱酸素剤により可能である。
耐放射線材料の一部ご紹介
PP(ポリプロピレン)
FH3471M(プロー成型・シート成型用グレード) 住友化学株式会社
PC(ポリカーボネート)
ユーピロン 三菱エンジニアリングプラスチック株式会社
PI(ポリイミド)
TECASINT 1011 エンズィンガージャパン株式会社
上記の様な対策が可能になります。
是非、検討がございましたら下記までお問合せ願います。
ガンマ線滅菌に使用されている材料についてのお問い合わせは下記、弊社のフォームよりご連絡をお願い致します。
ガンマ線滅菌についてのお問い合わせは下記、(株)コーガアイソトープ様のフォームよりご連絡をお願い致します。